傘が語る大きな雨音
「バイオハザード RE:4 コレクターズエディション」制作の舞台裏!
シリーズ最新作『バイオハザード RE:4』がもうすぐ発売となります。
この記事を読んでくださっている方も早くプレイしたいと思っているのではないでしょうか?
『バイオハザード RE:4』には、よりゲームの世界観に浸れるグッズやDLCコードがセットになった「コレクターズエディション」を用意されています。
この「コレクターズエディション」は『バイオハザード RE:4』開発スタッフのこだわり詰まっているとのこと!
そのこだわりポイントや制作の舞台裏をお聞きするべく、インタビューを敢行しました。
本日はよろしくお願いいたします。
まずは皆さんのお名前と『RE:4』や「コレクターズエディション」での役割をお聞かせいただけますでしょうか。
(平林)
平林といいます。
本作『バイオハザード RE:4』ではプロデューサーを務めさせていただいています。
「コレクターズエディション」では、商品ラインナップ全体のとりまとめをしています。
どんな内容であればユーザーの皆さんに喜んでもらえるかということを考えながら、「コレクターズエディション」のアイテム内容や仕様の企画立案をさせていただいております。
加えて各アイテムのクオリティチェックも関わっています。
(仲岡)
仲岡です。
『バイオハザード RE:4』ではアートディレクターをさせていただいています。「コレクターズエディション」では、Artbookやマップなどのデザイン監修や制作を主に担当しています。
(土屋)
土屋です。
『バイオハザード RE:4』では、化粧紙(パッケージの表紙)のレイアウト制作やWebマニュアルの制作を行っています。「コレクターズエディション」では外装、Artbook、をはじめ印刷にまつわるアイテム全般の構成、印刷監修を行っています。
皆さん『バイオハザード RE:4』の開発に携わりながら、「コレクターズエディション」の監修もされているんですね。
『バイオハザード RE:4』についても改めてお聞かせください。
(平林)
『バイオハザード RE:4』は2005年に発売された『バイオハザード4』のリメイク作品です。
原作が持つ”核”の部分を大切にしながらも現代のプレイフィール、再構成されたストーリー、最新グラフィックによって最新のサバイバルホラーを体験いただける作品を目指しています。
改めて思いますが、『バイオハザード4』って本当に多くの方に愛されている作品ですよね。私も一ユーザーとしてプレイしましたが、あまりの衝撃と面白さに寝食を忘れてゲームに没頭した記憶があります(笑)。
皆さんは『バイオハザード4』にどんな印象を持たれていますか?
(平林)
ありがとうございます(笑)。当時私は原作『バイオハザード4』にムービーチームスタッフとして携わっていました。原作『バイオハザード4』が本当に多くの方に愛されてきたというのは、開発チームの一人として嬉しく思っています。
原作が持つ特徴である「幅広い攻略ができる」「ユーザーを飽きさせないゲーム体験」といった要素もさることながら、やはり主人公レオンが非常に魅力的に描かれているという点が個人的に印象に残っています。
(仲岡)
『バイオハザード4』をプレイしていた当時は学生だったので、普通に一ユーザーとして遊んでいました(笑)。やっぱり「面白かった」「恰好よかった」というのが当時の一ユーザーとしての思い出として強く残っています。
カプコンに入社して『バイオハザード』シリーズにもたくさん携わらせていただくなかで、「こうやってバイオって作っていくんだ」「ホラーってこうやって作っていくんだ」というのがわかってきました。今回『バイオハザード RE:4』の開発に参加することで、何気ないオブジェクト1つをとっても計算のもと作られていることがわかりました。改めて『バイオハザード4』のすごさっていうのが身に沁みてわかるようになりましたね。
それに『バイオハザード4』ってグラフィック表現の豊かさがすごいなって思います。雰囲気があるロケーションや個性豊かなキャラクターだったり、さらにサラザールやクラウザーをはじめとした敵も魅力的だったりします。個人的には色んな設定がありそうなのに作中で多くは語られていないミステリアスなところも含めて武器商人が強く印象に残っていますね。
やはり皆さんにとっても『バイオハザード4』は特別な作品なんだなというのをすごく感じますね!
「コレクターズエディション」についてもお話を伺ってみたいのですが、そもそも「コレクターズエディション」を知らない方に向けて、「コレクターズエディションとは何か」を簡単に説明いただけますでしょうか。
(平林)
『バイオハザード RE:4』は、皆さまの好みに合わせて選んでいただけるように様々な商品形態を用意しています。例えばシンプルに限定特典がついている「通常版」、それにDLCセットが加わった「デラックスエディション」、そしてよりコアなファンの方に楽しんでいただけるラインナップとして、「デラックスエディション」に数種のファンアイテムが加わった「コレクターズエディション」があります。
「コレクターズエディション」はいくつかある形態のなかで「最も本作の世界観に浸れる」ものを目指して準備しています。
【「コレクターズエディション」収録内容】
・パッケージ版『バイオハザード RE:4 デラックスエディション』
・Extra DLC Pack プロダクトコード
※パッケージ版『バイオハザード RE:4 デラックスエディション』同梱
・Soundtrack CD
・フィギュア 「レオン・S・ケネディ」
・Artbook
・Special Map
・Collector's Box
ちなみに「本作の世界観に浸れる」とのことでしたが、今回の「コレクターズエディション」のコンセプトはなんでしょうか?
(平林)
先ほどもあった通り、原作『バイオハザード4』は多くの方に愛されている作品であり、それぞれの頭の中に『象徴的なバイオハザード4の思い出』があると思っています。
そういった皆さんの思い出に残っているであろう、象徴的な部分をひとつひとつの商品アイテムにモチーフとして組み込んでいます。
『バイオハザード4』って18年前の作品なのに、いまだに話題にのぼるくらい皆さんの頭に強く残っている作品ですよね。
そういう「ユーザーの皆さんが印象に残っているであろう部分」を活かして制作されたポイントってあるんでしょうか。
(土屋)
私はArtbookを担当させていただいたのですが、このArtbookって実は「武器商人が持ち歩いている手帳」を想定して制作しているんです。
このArtbookのコンセプトをどうしようかなって考えてた時に、アートディレクターの仲岡さんとの話しの中で「武器商人が持っている手帳」っていうコンセプトだったら面白いんじゃないかってアイデアが生まれました。原作『バイオハザード4』でも武器商人ってミステリアスな存在で、ユーザーの皆さんにも印象に残っているキャラクターでしょうし、よい形にまとまりそうだなと。
そのアイデアをより深く掘ってデザインにまとめていく中で、
武器商人だったらそんなにきれいな手帳使ってないんじゃないかとの話となり、あえて雑多なこととか走り書きが色々書き込まれてある感じへとレイアウトデザインを具体化していきました。
例えばArtbookには、恐らく武器商人が書き込んだであろう「ここに魚がいるよ!」的なメモが書き込まれてあったりします。
(仲岡)
また、このArtbookにはキャラクターや背景の写真が掲載されているのですが、ただ掲載されてあるのではなく「武器商人が隠し撮りをした」っていう設定を意識しながらまとめています。
それ以外にも制作過程のデザイン画なんかも収録してあるので、ぜひ隅々まで読み込んでほしいなと思います。
なるほど。制作過程のデザイン画を見られるのもファンにとってはうれしい限りですね。
マップのポスターについてはいかがでしょうか。
(仲岡)
ポスターについては、最初は「マップ」じゃなかったんです。
武器商人ってたまにセールをやっているんじゃないかって想像しながら、その時に用いる「大売出し」みたいな広告チラシを『RE:4』の世界観に沿って制作してみるってどうだろう、っていう流れでアイデアを出していました。
あるところまでは詰めたんですが、“これぞ“という所までは詰め切れなく。
もっといいアイディアを捜していく中で今回お見せしている「武器商人が使っている、村近辺の手描き地図」へとたどり着きました。
ということはこのマップを武器商人が実際に持ち歩いて使っているんですね?
(仲岡)
はい、持ち歩いているイメージですね。
農場とか城の位置関係も『バイオハザード RE:4』ゲーム内で見ることのできるマップを参照しながら制作していまして、実際の距離感も意識しながら制作しています。
デザイン的にはゲーム本編でのマップより細かく表現しているのでそのあたりは見どころだと思っています。
かなり細かく作ってあるので、厳密にネタバレを気にされる場合は
ゲームのプレイで村エリアが終わった辺りに開いていただくの良いかもしれません(笑)。
小ネタ的な話ですが、Artbookにもこのマップが所々に出てくるのですが、その際このマップにピンを挿して、「武器商人がどこにいるか」っていうのを示してあったりします。
紙の材質も単純な紙ではなく、肌目もあって触り心地が柔らかくしっとりとしていますね。
(仲岡)
「カーフスキン」という牛革をイメージしています。質感にこだわって制作したので、最終的に高級感ある手触りにできたと思います。
確かに雰囲気がありますね。
レオンのフィギュアについては、どのような点にこだわったのですか。
(平林)
今回フィギュアをアイテムの一つにしようと思った際に、やはりレオンが良いだろうと大枠はすぐに定まりました。ただ、そこからはしばらく悩むことになったんです。
ジャケットを着ているレオンがイイか、ジャケットを着ていないレオンがイイかと。
皆さんがイメージする「バイオハザード4のレオン」は両方の服装のイメージがあるだろうと理解はしていましたので、一つに絞るには、時間がかかりました。
いろいろ悩み、周囲の方の意見も聞きつつ、着ている時間は短いけれども「ジャケットを着ているレオン」でのフィギュアを制作することに決めました。
やはり「ジャケットを着たレオン」が最も印象に残っていますもんね。
レオンが持っている「銃」についてもこだわったと聞いているのですがお聞かせいただけますか。
(平林)
『バイオハザードRE:2』のコレクターズエディションでもレオンのフィギュアを制作しているのですが、RE:2のレオンを隣においても、それぞれ個性が際立つようにできたらと思っていました。
『バイオハザードRE:2』のレオンはハンドガンを持っていましたが、『バイオハザード RE:4』のレオンはそれとは少し違うアプローチにしたいと考え、作中でジャケットを着ているレオンが身に着ける武器のなかで印象に残っているショットガンで行くことにしました。
並べてみると「ハンドガンを持ったレオン」「ショットガンを持ったレオン」と対比になっていて、見るだけでも楽しめそうです。
顔や身体の造形についてはいかがですか。
(平林)
フィギュア制作では、作中のモデルをできるだけ実際の世界に再現するというところを目指しています。
近年のバイオハザードシリーズのコレクターズエディションで取っている手法となるのですが、人の造形力と最新技術を掛け合わせて「ゲームの中のレオン」をフィギュア化しています。
3Dプリンターの技術を使い服装や小物の質感やディテールをゲーム内モデルから再現しつつ、それに加えて顔や髪のようなより繊細な部分はフィギュアの造形に詳しいスタッフの手による形成/調整を足し合わせて制作しています。
確かに今まで見てきたフィギュアの中でもトップクラスにクオリティが高いですね。
(平林)
ありがとうございます、かなり良いクオリティに仕上がっていると思います。
ぜひご期待ください。
では最後に「コレクターズエディション」が気になっている読者の皆さんにメッセージを!
(土屋)
それぞれのアイテムは、ゲームの世界から半歩先に飛び出したものとして作っています。
『バイオハザード RE:4』の世界観にどっぷり浸かっていただけたらと思います!
(仲岡)
本当にスケジュールのギリギリまでディレクターをはじめ、開発チームが入れ込みたい要素を詰めました、是非楽しんでいただけたらと思います!
(平林)
開発チーム一同、皆さんに喜んでもらえるモノにとの思いで制作しました。
企画立案時からみても非常に良いものに仕上がったと思います。
ぜひ手に取っていただければ幸いです。
開発チームのこだわり、感じていただけましたでしょうか。
「コレクターズエディション」にはこの他にも、原作アレンジの楽曲から今作からの新規収録曲も含めて象徴的な楽曲を収録したサウンドトラックCD、コスチュームや原作BGM変更などのDLCがセットになったExtra DLC
Packも同梱されています。
追加コンテンツ「Extra DLC Pack」
・コスチューム 「レオン/アシュリー・CASUAL」
・コスチューム 「レオン/アシュリー・ROMANTIC」
・コスチューム & フィルター 「レオン・HERO」
・コスチューム & フィルター 「レオン・VILLAIN」
・宝の地図「エクスパンション」」
・特別武器 「センチネル ナイン」
・特別武器 「スカルシェイカー」
・BGMチェンジ「オリジナルVer.」
・アクセサリ「レオン・サングラス(スポーツ)」
開発チームのこだわりが詰まった「コレクターズエディション」の詳細はこちらからどうぞ!
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