傘が語る大きな雨音
ハウンドウルフ隊から紐解く、BSAA！！
先日発表された『バイオハザード ヴィレッジ ゴールドエディション』、皆さんはもうチェックしましたか？
待望のサードパーソンモード、エクストラゲーム『ザ・マーセナリーズ』の追加要素、そして新規シナリオ「シャドウズ オブ ローズ」、そのどれもが楽しみすぎます……。
『バイオハザード ヴィレッジ』の主人公は前作『バイオハザード7 レジデント イービル』に続きイーサンですが、イーサンにまつわるストーリーを更に盛り上げてくれる立役者と言えば、クリス率いる「ハウンドウルフ隊」です！
隊員それぞれにコードネームがついているところがかっこいい……！
でもハウンドウルフ隊ってどんな組織なの？ というのは作中では多くは語られませんよね。
ハウンドウルフ隊とは、実はBSAAからクリスを筆頭として選抜された少数精鋭部隊です。
つまりハウンドウルフ隊を知るためにはまずはBSAAについて知る必要がある！ ということで、今回はBSAAについて紹介したいと思います！
そもそもBSAAとは、Bioterrorism Security Assessment Allianceの略称であり、ラクーンシティで起こった事件を発端に、バイオテロの恐怖が世界中に広がる中、それらのテロによる脅威を排除する目的で立ち上げられた組織です。
こちらはBSAA北米支部のエンブレム。支部によってエンブレムの色が異なります。
当初BSAAは合衆国政府が主導して設立していたFBC（Federal Bioterrorism Commission）という対バイオテロ組織と行動を共にしており、FBCの活動のサポートがメインでした。
しかし、「クイーン・ゼノビア事件」と呼ばれる事件をきっかけにFBCは解体され、その権限やメンバーがBSAAに吸収されるに至ります。「クイーン・ゼノビア事件」については、また後ほど。
その時点ではまだ一民間NGOにすぎなかったBSAAですが、バイオテロの脅威がさらに強まる背景を受け、国連加盟国の大半の国からバイオテロ事件の迅速な解決を目的とし、場所や国を問わず活動できるよう権限を与えられました。それが今のBSAAとなっています。
BSAA本部はヨーロッパにあり、世界中にその支部が設けられています。これにより、BSAAはいつどこでバイオテロが発生しても直ちに対処することが可能となっています。
世界をまたにかけて人類の平和を守るBSAA。頼もしい限りですが、いつも未曾有のバイオテロが勃発するので、彼らに休息はあるのか少し心配になりますね……。
BSAAは危険を顧みず、何よりもまず作戦の完遂を優先し、人々のために活動する団体です。ただ、その活動資金は製薬企業連盟が提供しているなど、何やら政治的な思惑を感じさせる一面も持ち合わせています。
製薬企業と言えば、まず思い浮かぶのはアンブレラ社ですね……。
BSAA発足当初のメンバーは「オリジナル・イレブン」と呼ばれており、あのクリスやジルがその一員です。ではここからはBSAAのメンバーを少しピックアップしてご紹介したいと思います。
『バイオハザード5 オルタナティブ エディション』より、ジルとクリス。第1作『バイオハザード』以来となる、この2人のコンビには痺れました！
ジルやクリスはシリーズの垣根を超え、なんと格闘ゲームにも登場します……！ さすが「オリジナル・イレブン」……。
まずは何と言ってもクリス・レッドフィールド！
バイオハザードシリーズの発端といっても過言ではない、あの洋館事件の調査を遂行したS.T.A.R.S.の一員として活躍しました。
クレア・レッドフィールドの兄でもあり、歴代のタイトルの中で数々の罠や危険をかいくぐり任務を遂行していきますが、正義感が強いだけでなく、非常に仲間想いの性格はどのタイトルでも描かれており、仲間たちに慕われるのも納得です。
皮肉なことにクリスの仲間が悲惨な目に合うことも多く、何度も辛い境遇に陥ってしまいますが、そんな経験を乗り越えて今のクリスがいると思うとそれも一種の糧となっているのかもしれません。
『バイオハザード6』より、クリスとピアーズ。ここでも仲間たちとの熱い絆が描かれています。個人的にはクリスは上司にしたい人ナンバーワンです！
そしてクリスと並んで代表的なメンバー、ジル・バレンタイン！
クリス同様、S.T.A.R.S.のメンバーであり、同組織のアルファチームでは紅一点の存在でもあります。
ジルが活躍するタイトルはたくさんありますが、それぞれでジルの多彩さを見せつけられます。
第1作『バイオハザード』ではピアノの腕前を披露し、『バイオハザード3 ラストエスケープ』ではネメシスを相手にあの手この手で銃火器を駆使します。そうかと思えば『バイオハザード5』では洗脳されてしまうことに……。
『バイオハザードRE:3』より、ネメシスに追跡されるジル。彼女でなければ生き延びることは叶わなかったでしょうね……。
ジルの登場するタイトルの中でもとりわけBSAAに大きく関係するのが『バイオハザード リベレーションズ』です。
先ほど触れた、FBCを解体するに至った「クイーン・ゼノビア事件」というのがまさしくこの『バイオハザード リベレーションズ』で描かれております。
豪華客船クイーン・ゼノビア号で起こった悲劇とは？ FBCに一体何が起こったのか？ ジルの運命は？
何があったのかは、ぜひ『バイオハザード リベレーションズ』にて、ご自身の目でお確かめください！
クイーン・ゼノビア号の中を探索するジル。心中は穏やかではなかったでしょうね……。
続いてご紹介するのはBSAA代表のクライヴ・R・オブライエンです！
多くの作品に登場するというわけではありませんが、彼がいなければ今のBSAAは存在しないと言っても過言ではありません。
オブライエンの活躍も、ジルと同じく『バイオハザード リベレーションズ』にて見られますので、ぜひご堪能ください。隊員からの信頼も厚く、頭脳明晰で、機転の利いた作戦で世界を救う様子は必見です！
そんなオブライエンですが、小説を執筆するという才能も持ち合わせており、そんな一面から『バイオハザード7 レジデント イービル』ではカメオ的に登場していることはご存知でしょうか…！？ ぜひ探してみてください！
ジルやクリスに的確な指示を出せるオブライエン、ただものではないですね。私見ですが、刑事コロンボを彷彿とさせます。
最後はレベッカ・チェンバース！
レベッカもクリスやジルと同じくS.T.A.R.S.のメンバーで、薬品に関するエキスパートです。あのウェスカーでさえ彼女の知識には一目置いています。
第1作『バイオハザード』にも登場しますが、レベッカの活躍が最も感じられるのはやはり『バイオハザード0』です。
『バイオハザード0』で見せてくれた敬礼シーンでは、窮地を共に潜り抜けたビリー・コーエンとの絆を感じて、思わずぐっと来ました……。
レベッカはその他、フルCGアニメ映画『バイオハザード：ヴェンデッタ』等でも活躍しています。
また、『バイオハザードRE:2』では「期待のニューフェイス」として、レベッカのはつらつとした部分を垣間見ることができます。こちらもぜひ探してみてください。
さて、そんな十人十色で頼もしいメンバーが集まるBSAAから、『バイオハザード ヴィレッジ』に登場するハウンドウルフ隊。メンバーそれぞれが特有の技能に長けたスペシャリストであり、クリスが背中を預けられる頼れる仲間でもあります。
ゲーム中ではイーサンを圧倒するなど、戦闘スキルの高さは折り紙付き！ 個人的には「上官と部下」に留まらないクリスとの関係性にグっときました！ 未プレイの方はぜひ、ゲームをプレイして彼らの活躍をご覧ください
彼らの目的とは！？ ハウンドウルフ隊、そしてクリスとBSAAの関係はこれからどうなるのか！？
その後の物語はぜひ皆さんご自身でゲームをプレイして、追っていただければと思います！
ということで今回はBSAAそしてハウンドウルフ隊について解説しましたが、皆さんのBSAAやハウンドウルフ隊に対する思いはぜひ #REBHFun でお聞かせください！
